職場のイライラを自宅に持ち帰りたくないねという話
エンジニア職として働いていると、常に勉強をし続けなければならないのは、入社してすぐに理解した。
それと同時に、常に新しい技術が出てくるこの業界で長く過ごしていると、新しい技術を学ぶのに及び腰になる人が多いこともすぐに分かった。
私の周りには、親よりも年が上のエンジニアがうじゃうじゃいる。その人たちの過半数は、新しい技術に対して及び腰であったり、仕事に対して改善意識を持つことに対して億劫になっている人が多い。
これはもう仕方のないことかもしれない。
失敗や挑戦が許されるのは若いうちだけ、とかいう価値観がそうさせているのかしら・・・
新入社員は目をキラキラさせながら入社してくるのだが、少しすれば会社の嫌なところが目に付くようになる。私も例に漏れず。
無駄なことだとわかっているにも関わらず、本気で改善に取り組む姿勢が無い。
「再発防止に努める」に始まり、「朝礼で標語の唱和を実施する」に行き当たる国産企業お得意のアレである。
つい最近びっくりしたのは、他部署の不具合対応の資料を見ていると、
・ソースコードの変更差分(diff)を取得
・取得した変更差分を紙媒体に印刷する
・印刷した紙に上長の承認印を押印する
・押印した紙をスキャンして電子ファイル化
ということを平然とやっていた。ヤバい。
私は入社した時から、"めんどくさいな"と思った業務に対して「それってなんでやるんですか?」と聞きながら仕事しているけど、帰ってくる返答に納得できることの方が少なくて辟易する。
20年前から同じことしてるなこの人たち。
Githubの使い方も知っている人の方が少ないし、「VSCode?フリーソフト危なくない?」みたいな人もいた。
数か月前には、会社の上層部が「DX」をやはり持ち出してきた。バズワード化して既に定義が曖昧になっているものを、何も知らない現場の人間に教えようとしても混乱するだけなのに。どうせ外部のコンサルに吹き込まれたのだろう。
おじさんがやっている仕事に対していろんなことが目に付いてしまって、ソワソワしてしまうな。
健全に仕事がしたいのに、削られてしまってヨクナイ
イライラしていることが多いので、そういうのを解消する暮らし方をしないとかなりマズいな、と思った。